新発田市の新名所。明治時代の迎賓館『蔵春閣』へ行ってきました。

こんにちは。しゃまちーです。

新潟県新発田市はかつて城下町でした。

その名残は現在もあり、市街地には新発田城を始めとした歴史的建造物がいくつもあります。

道も城下町特有のお城に近づくにつれ、細かく、複雑になり、正直、車では通りにくいのですが、街歩きには持って来いの所です。

郊外には日本有数の温泉街『月岡温泉』もあり、新発田市観光といったら「月岡温泉」のイメージも強いですね。

そんな新発田市(”しばたし”と読みます。)に、2023年4月、新たな「宝」が加わったとの事で、見学してみることにしました。

蔵春閣とは?

新発田出身の実業家・大倉喜八郎が政財界の大物や、海外からの賓客をもてなすために東京に建てられたそうです。

2022年に(公財)大倉文化財団より新発田市へ寄贈され、移築されました。

大倉喜八郎氏は明治・大正時代に活躍されていた実業家で、現在の「サッポロビール」、「帝国ホテル」など今でも有名な大企業の設立に関わっていたそうです。

外観はこんな感じ。

昔ながらの日本家屋といった感じで、はっきり言って”地味”なんですが、

中に入ると…

(写真では伝わりにくいかもしれませんが)驚くほど豪華なんです!!

壁面も天井も金色を基調としているのだけれど落ち着いた雰囲気で、ふすまの絵もそれぞれ異なっていてどれも見応えある物でした。

この写真の部屋は食堂として使っていたそうで、当時のようにテーブルとイスが置いてありました。(1Fにあります。)

2Fは大広間となっており、ここから外を眺めるのに良い大きな窓がありました。

(すみません。写真撮れていませんでした…。)

大広間にある床の間。

1Fは洋風な物も取り入れていて床がフローリングなのに対し、2Fは純和風な雰囲気で床も畳張りでした。イ草の良い匂いがしましたよ。

蔵春閣の中で私達が一番心惹かれたのは…

2Fの廊下の床です。

大理石のモザイクアートで「桜」と「都鳥」をモチーフとしていたそうです。

廊下をモザイクアートにしようだなんて、現代でもなかなか思いつかないデザインですよね。

かなり先進的でおしゃれな方だったのかなと思いました。

「迎賓館」としての役割を担っていたというのが分かる程、ひとつひとつにこだわりを感じる建物です。

この素晴らしさは写真では伝わらないと思うので、ぜひ実際に見てほしいなと思いました。

お庭の一部。2Fの大広間から眺めることも出来ます。

基本情報

 住所:新潟県新発田市諏訪町1丁目9

 TEL:0254-28-9960(新発田市役所 観光振興課)

一般見学

 開館時間:9:00~16:00 ※最終受付は15:30

 休館日:木曜(祝日の場合は翌日休み)、12月29日~1月3日

 入館料:大人500円、小中学生400円

     大人(団体)450円、小中学生(団体)350円

     ※障がい者手帳をお持ちの方は入館料無料

    ※令和5年6月30日(金曜日)まで、無料で公開予定

7月3日㈪からは、貸館利用(有料)も出来るそうです。

詳しくは新発田市ホームページを確認してくださいね。

また、新発田市役所・観光振興課が運営されているサイト『しばた 町めぐり』では、蔵春閣についてはもちろん、周辺の他の観光場所やグルメについても紹介されているので、こちらも要チェックです。

新発田市に新たに加わった宝『蔵春閣』。

絢爛豪華なその建物はまさに「宝」と呼ぶにふさわしい佇まいでした。

実際に見るとその迫力に驚かされますので、ぜひ訪れてみてくださいね。

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